使用目的の無い空き家 385万戸
2024年09月27日
・使用目的の無い空き家 385万戸
総務省が2023年住宅・土地統計調査を公表した。全国の空き家の数は900万2千戸で、過去最多だった。住宅総数に占める割合は13・8%。賃貸用や別荘などを除いた使用目的がない空き家に限って見ると、385万6千戸あり、全体の5・9%を占めた。
使用目的のない空き家は5年前の調査から36万9千戸増加。一戸建てが285万1千戸で最も多い。住む人が長期間おらず、倒壊の危険や景観悪化などの懸念から、行政による空き家対策の主な対象となる。
使用目的のない空き家を都道府県別で見ると、鹿児島が13・6%で最高、最も低いのは東京の2・6%だった。
一方、住宅総数は過去最多の6504万7千戸で、前回から263万9千戸増加した。マンションなどの共同住宅の割合は過去最多の44.9%。30年前の約1.8倍に増えた。