出生率過去最低、若者の未婚増 支援手薄
2023年06月03日
・出生率過去最低、若者の未婚率増 支援手薄
女性1人が生涯に産む子どもの推定人数「合計特殊出生率」は1・26(前年は1・30)で、過去
最低だったことがわかった。生まれた赤ちゃんの数は、初の80万人割れとなった。
未婚・晩婚化に加え新型コロナウイルス感染拡大による出産控えも影響し少子化が加速している。
一方、若者の未婚増も要因の一つで「経済的不安」や「出会いがない」など希望する結婚や出産がかな
わないという人も多い。また50歳までに一度も結婚したことがない人の割合は男性約28%、女性18%
と、少子化の大きな要因は未婚者の増加だと言える。
政府が検討している施策にも児童手当の拡充など既婚者・子育て世帯向けのものが目立ち、未婚者の
支援は手薄となっている。